みなさん、スポーツと入浴の関係性ってご存じですか??
疲れた体に染みわたるから、身体にいいに決まってるじゃん!!
という意見が多いと思います。
私自身、トレイルランや登山を活動のメインとしていた頃、 山と温泉は密接な関係なこともあり、「トレイルラン ⇒ 温泉」って流れはセットで考えていました。
しかし、ある時冷静に考えてみると、 過剰なトレーニングで疲れた筋肉は炎症を起こしています。
炎症の箇所を、入浴で温めるのは筋肉の修復にとって、逆効果だなと考えるよ うになりました。
例)野球で登板後のピッチャーはアイシングで冷やします。
⇒これは酷使した方の筋肉を冷やして回復を促してあげるためです。
さて、真相はどうなのでしょうか?
色々な意見やデータありますが、 今回は筋損傷と乳酸という観点で考察してみました。
(一部抜粋且つ著作権もあるので、 掲載元を記載していない点ご容赦ください)
【入浴とは】
「温まる」 「リラックス 」「リフレッシュ 」「血行を促進する 」「良く眠れる 」 など、入浴で身体を温めることは、 加齢や日頃のストレスにより生じる種々の症状を緩和する1つの方 法として知られている。
入浴が身体に与える効果としては、「温熱作用」「静水圧作用」 などが挙げられます。
・「静水圧作用」⇒ 呼吸や心臓の動きが活発になる。
論点①【疲労物質:乳酸】
・中程度の運動のちに10分入浴し、比較(コントロール、25℃ 、38℃)
⇒25℃において最も乳酸除去率が高かった。
・高強度の運動のちに10分入浴し、比較(コントロール、25℃ 、38℃)
⇒38℃において最も乳酸除去率が高かった。
中程度とはランニング30分程度のことなので、 大半は高強度にあたることが多いと思います。
つまり、38℃入浴が最も乳酸を除去してくれるようです。
しかし、実際の温泉や家の風呂は40℃ 以上というのが多いと思います。
お湯の温度が高過ぎると筋肉中に蓄積している疲労物質の排出が遅 くなってしまうと言われており、
42℃以上の湯に長時間入ると、交感神経が高ぶり、 血圧と脈拍上昇、筋肉の硬直、 胃腸などの内臓の働きが低下すると言われています。
42℃以上の湯に長時間入ると、交感神経が高ぶり、
結論:ぬるーいお湯が良い。
論点②【筋疲労】
前述のように筋肉の炎症や、 筋肉痛であれば普通は温めるのはNGです。
(コールドスプレーは冷やすよね?)
結論:入浴は逆効果!