どうもジャッカルです。
さて、今回はバイクトレーニングについて考察します。
最近の主流として、バイクの強化を行なっていく上で、 練習メニューやレースの配分を決めるために必要になるものが、「 パワーメーター」です。
もし持っていない人はこれを機に導入を検討してみてください。
【パワーメーターとは?】
私自身、”パワーメーター”を導入してからは今やこれなしでは、 バイクには乗れないなーと思っています。
大きく分けると、「クランクタイプ」「ハブタイプ」「 ペダルタイプ」の3種類があり、一番手っ取り速く安いのは「 クランクタイプ」ですがそれぞれ一長一短あるので、 ぞれぞれの用途に合わせて導入を検討してみてください。( 私もクランクタイプ使用)
・クランクタイプ
・ハブタイプ
・ペダルタイプ
【FTPとは?】
上述の”パワーメーター”を使用するにあたり、
簡単に言えば、1時間で維持できる限界ワット数のことで、 1時間維持できる平均パワーを指します。
測定方法としては、20分間の全力走で計測することが多く、 1時間に換算すると5%程度低くなるので、 20分全力走のワット数に0.95をかけたものを”FTP値” として使用します。
自分の指標となる限界数値の値なので、 測定はかなり追い込む必要があり、
自分の指標となる限界数値の値なので、
めちゃくちゃキツイ
ので、 測定すると決めた日には覚悟が必要です。
【FTP値の測定方法】
測定自体は、基本的に外での実走でも、ローラーでも可能です。 ただし、外の環境下で信号や障害物の影響を全く受けずに、 20分間全力走で計測できる環境はかなりハードル高いので、 ほとんどの人がローラーで測定します。
測定には、パワーメーター内臓で負荷も調整してくれる” スマートローラー”が便利です。値段は高いけど効率的にトレーニングで強化を望むならまずあったほうが 良いので、持っていない方は是非購入を検討してみてください。
こんなやつ
↑アマゾンにしてはかなり安い↑
【なぜFTPが重要なのか?】
バイクの場合、向かい風や斜度の影響がかなり大きいパートです。 常にフラットな道で無風状態であれば、 巡航速度でどのくらい頑張っているか可視化できますが、 現実的にはそうはいきません。
つまり、”巡航速度”や”自分の感覚” だけで自分がどの程度のパワーが出せていて、 あと何時間くらい保てるのか?というのは測れないのです。
その点、”パワーメーター”があれば、パワー(ワット数) は向かい風だろうが坂だろうが、 外部要因に影響されない自分が現在出しているパワーなので、 指標にできる。
なので、”FTP値”が正しく測定できていれば、 大体自分があとどの程度もつのかわかります。
【FTP値の活用方法】
自分の”FTP値”が300Wだとしたら、 1時間で維持できる平均出力が300Wなので、 初めの15分間を350Wで踏んだとしたら、 絶対最後まではもたずに最後の方は270~280Wになっているでしょう。
これを2時間や3時間のレースなら、FTPの何% などと割合を決めていけば、 自身のレースプランが決めれるわけです。
※何度も言いますが、 FTP値が正しく測定できていることが前提なので、 測定時は限界まで追い込む必要があります。
【トライアスリートにとってのFTP】
バイク専門の選手であれば、 バイクだけで全力を出すことだけを考えればいいですが、 トライアスロンの場合はその後に”ラン”があるので、 そう簡単にはいかない!( バイクだけ頑張ってランでタイムガタ落ちになると全く意味ない)
一般的に、トライアスロンの場合は、FTPの70% くらいになると言われています。
特にロングの場合は、バイクの時間がかなり長いので、 確実なペース管理をするには、 FTPの何パーセントでレースを走り切れるかというデータが必要 になります。(ODの場合は、40㎞で1時間かからない為、FTPの100%以上で走る)
(さらに高い数値をキープするためには、補給・
【トップ選手の場合】
・「ツール・ド・フランス」出場の場合、FTP値が400以上!
・「アイアンマン」のトップ選手だと180㎞をFTPの80%!
ここまででようやくバイクについて説明する前段が終了です。
続いてようやく、私の場合どうなのか?という事ですが、 それは次回のネタとしますかね。
おわり