限界を突破しろ!~Break through the limits~

トライアスロンに魂燃やすド素人が様々なアプローチで世界を目指していくブログ。情報配信もします。

IRONMANに思いを馳せる

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どうもジャッカルです。

 

4月30日IRONMANからの一本のメールで界隈が湧いた。

 

その内容は、2026年の世界選手権から男女同時開催に戻し、毎年KONAに一本化するというもの。

良くも悪くも意見はあると思うし、一人一人が取り組む競技に対し、真剣に考え意見をぶつける適切な議論はあるべきだとは思うが、個人的には好意的に受け止めている。

思いは色々あるが、改めて思考を整理するためにもフラットに想いを書き留めておきたい。

これまでの整理

振り返ると2022年12月に衝撃的な案内が来たことから話は始まる。

2023年の世界選手権から隔年で男女隔年で開催地を入れ替えるという案内が来た。

その顛末を要約すると、以下であった。

・IRONMANは「男女平等」を重要視しており、女性の競技人口増加、出場枠拡大や表彰機会の公平化を課題としている。

・男女別開催により、各性別の出場者枠(スロット)を増やし、より多くのアスリートに参加のチャンスを提供したい

よって、各性別ごとに隔離された訳だ。

この時の私の想い

私はKONAを目指すためだけに素人からトライアスロンをはじめ、本当に私生活も仕事も全てを犠牲にしてKONAを目指してきた。

本当に辛かったが、大人になってこんなに打ち込めることがあって幸せだった。

そんな中、2022年11月にやっとつかんだKONAの権利。

1か月後に、いきなり後出しで、NICEに振り替えるとかあんまりじゃないか。

私の当時の率直な思いは、”KONA以外の世界選手権なんて出る価値がない”であった。

高校球児は甲子園、ラガーマンは花園を目指すわけである。

いきなり、NICE開催と言われてもどうでもいいし、そもそもその為に頑張ってきたわけではないので出たいわけがない。

苦節10年。本当に様々な犠牲の上で、苦労して取ったんです。

まず毎年6月のIRONMAN FRANCEの開催地はNICEで、世界選手権でなくともNICEには行けるので、NICEが世界選手権になった事実に私は憤慨していた。

隔年開催の結果生まれたこと

IRONMANの男女比はざっくり8:2。

これはスポーツ競技自体への男女の関心度の違いや収入も大きく関係していると思うし、摂理なので仕方ない。

むしろメジャーなマラソンですら、男女比は7:3なので、IRONMANは良い方ではないかとすら思う。

2023年からの隔年開催で、生まれたことは、

  • スロットのバラマキによりブランド価値が低下
  • 隔年のNICEの開催年度に関してはみんな出たくないのでスロット放棄により大会によってはエイジ30位以下でも出れる事態に。
  • 女子の競技人口はむしろ減った。

結果的に私は暫定措置で2024年に振り替え可能になったわけだが、2023年以後の権利獲得は、完走さえすれば誰でも行けるようになったKONAに魅力を感じなくなったし、KONAアスリートへのリスペクトも無くなったのは紛れもない事実だ。

実際、2024年の参加が最初で最後だなと思っていた。

今まで行けなかった人にとっては良かったのかもしれないが、少なくとも私自身も予選大会でダメで跳ね返されたり、真剣に取り組んでいたからこそ残念だったし、ブランド価値が低下し、競技人口が減ったことからも同じような思いの人は少なくないと思う。

IRONMANの理念・精神

"Anything is Possible"(何事も可能だ)

このスローガンには、「努力と決意があれば、どんな困難も乗り越えられる」という強いメッセージが込められている。

IRONMANは、参加者にこのような価値観を求め、また提供している。

皆が努力をさぼっているとは思わないが、誰でも参加できるなら各地のレースで十分で、世界選手権に関しては崇高なものであって欲しい。

今回の決定で想定されること

 ・2022年以前は、世界各国から集められた参加者人数は男女合わせて約2000人

 ・2023年~2025年は、男女別で約2000人

 ・2026年以降は、男女3000人に増枠し、男女比に応じて分配し、開催されるらしい

この結果想定されることは、純粋に男女比換算すると、男子2400人、女子600人程度。ここら辺が落としどころだろうか。

 ・男子に関しては、微増。

 ・女子に関しては、従来に戻り厳しくなるだろうが、大判振る舞い状態だったので、真面目にやっている人は報われそう。

課題

トランジションエリア

純粋に1000人増えるとなると、このT1T2エリアはかなり見直しが必要になり導線が変わるだろうが、その点が気になる。

②ドラフティング問題

自分が参加した2024年は、時差スタートがかなり幅広く分けられていたので、明らかな渋滞やドラフティングはなかった印象だが、1000人増えるとなるとレギュレーションをしっかりしないと込み合いそうだ。

区分が増える分、時差スタートもかなり枠が増えそう。

③宿問題

KONAの宿に関してはキャパがいきなり増えるわけではないので、応援も含めると宿は争奪戦になりそう。

従来、スロット獲得前でも、半年以上前には確保しておかないと、近辺の宿は取れなかったが今後は相当にシビアな争奪戦になることが想像できる。

まとめ

外野から文句を言うことは簡単だろうが、『ブランド価値を維持する』ということの難しさを今回改めて感じた。

商業ベース、ブランドの維持。考え方は色々あると思う。

自身も今回がベストアンサーだとは思わないが、冒頭に書いたように個人的には、スロットのバラマキを改善し、男女同時開催に戻ることに好意的だし大きな一歩だと思っている。

少なくともこの決定がなければ、未来永劫KONAに魅力を感じていなかったので、今回の決定を受けて男女同時開催のKONAに出てみたい気持ちがメラメラと燃えてきている。

一度の参加で100万以上かかるため、家庭面や金銭面もこれまでのように一筋縄ではいかないだろうが、内なる闘志は燃やしていたい。

おわり

※今回の内容は個人的見解なので文句は受け付けません。

 

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