限界を突破しろ!~Break through the limits~

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Ironman 𝐂𝐚𝐢𝐫𝐧𝐬 70.3

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どうもジャッカルです。

アイアンマンケアンズに出てきました。

考えられないトラブルが色々あり過ぎた今回だが、あまりにも酷くネタにしては盛りだくさん過ぎるので、それはまた別枠で書くこととし今はレースの反省点及び来年の課題を履歴として書き留めようと思う。

 

なお、来年参加までに見返すことを想定しているので、自身の抑えておくべきポイントに注力するが、参加を検討している人の参考になればと思う。

今回の目的

今回は70.3のカテゴリに出場した。

フルではない理由は主に3点

①今年はスピード強化でロングには出ないと決めていた

②嫁様と両親も来るので、レース後にブラブラもしたかった

③来年へ向けてのイメージのため現地を確認しておきたかった

来年の目標

来年はケアンズでサブ9をすると1年半前から決めている。

タイムだけ狙うならコースレイアウトや気候から欧州がいいが、仕事の休みや家族も連れていくとなると自分にとってはケアンズがベストチョイスだった。

何より去年、荒瀬くんが達成しているのでやらなければならない。

そして来年は40-44エイジデビューで、先も考える年齢なのでここが正真正銘の区切りになると考えている。

その為に同じコースでイメージを掴んでおくこと及び現在地を把握することは必須だった。

早速レース内容へ

スイム 1900m 31分27秒

昨年一昨年に比べてかなり波が強い。

スイムが得意でない人のほとんどはこの波で予測タイムを下方修正したと思う。

例にも漏れず私もスイムはタイムを諦めた。

正直、来年もこのコンディションなら、かなりキツイなと思ったが環境要因はコントロール出来ないのでこの環境でどこまで泳げるかに注力した。

序盤〜中盤

初めのブイまでは波に立ち向かって行く感じでかなり水を飲んでしまった。

海外勢はスタートダッシュがエグい。ガンガン抜かれてしまうがいかんせん波が強過ぎるので、速度よりもヘッドアップ多めでコースを逸れないことを優先した。

中盤〜後半

前半ガンガン抜かれたが、1000m以降は前に追いつく事が増えてきた。

前半異常に飛ばしたのち安定的に落ちてくる人が多い気がする。慌てず自分の適正ペースを刻める範囲に集中した。

結果としては、この波で出せる自身のパフォーマンスとしては100点に近かった。

プールの家 | 大島駅 徒歩10分 流水プール付きパーソナルジム

大会前のノンストップ泳が効いたと思うので、今後も大会前はプールの家でのスイムを入れたい。

T1 3分31秒

70.3はトランジバッグはバイク横にかけているので、バイク横のその場で準備をすることになる。

・ウェットを脱ぐ

・タオルで足を拭く

・靴下を履く

・ヘルメットを被り

・置いていたドリンクを飲む

問題なくスムーズだ。

ただ今回の欠点は、着替えを入れたトランジバッグをボックスに入れ忘れたため、戻ることになり、30秒程タイムロスしたこと。

無理なく、普通にこなせば3分で行けそうなので来年の想定タイムは3分とする。

バイク 2時間29分45秒

昨年走って、想像以上に道が悪いことが、分かっていたが記憶というものは薄れるものだ。
自分で記憶していた以上に悪かった。

序盤

トラブルでパンク問題があったので、空気圧の確認をしながら少し抑え気味に走る。
この時点で、一先ず問題は無さそう。

序盤の反省は、今回エイドでボトルを取ることを想定していなかったので、前半からバイクボトルMAXで行ったことが、完全に失敗だった。

パームコーブから北へは道が荒れていてアップダウンも繰り返すため、重量があると衝撃や登りが辛い。

T1で水分補給が出来ていれば、第1エイドまではほぼ飲まずに行けそうなので、来年はエネルギーボトル2本だけの装備にする。

中盤

復路の50km以降は永遠に向かい風で中々つらい。
長い復路は向かい風が定番だが、今年は特に強くてかなり手を焼いた。

その後、60km地点辺りで、ペダルが重く踏んでも進まない感覚に陥る。

 

スローパンクしている

どうするか悩んだ挙句、ゴールまでまだ30km近くある為、スローパンクでギリギリ粘れる所まで行くことにした。

ここから向かい風とのダブルパンチは中々効いた。

 

そして直後、人生初のドラフティングを取られる(××)

コーンで区切られたかなり狭い区間の出来事。

赤丸部分

追い越しできない極狭区間でのパンク。正直ドラフティングどころじゃないわい!という気持ちだったのだが、近づきすぎていたらしい。

自分としては12mは確実に空けている自信があったのだが、こればっかりは完全に油断していた自分が悪い。(どうせなら明確にわざとドラフティングして、取られた方が良かったな…と思った汗)

 

まだ20km以上ある。。。

ここで気持ちがぽっきり折れた音がした。

とはいえ、ここで凡走するのはあまりに勿体無い。

何とか次へ繋げるため、嫁様、両親、友人の応援を振り返り、出せる全力で足を進めた。

終盤

ドラフティングを取られたら、次のペナルティエリアで必ず止まらないと失格になる。

かなり注意深くコースを見続けるも全く見つからなかった。

レース後に分かったが、ペナルティゾーンはコース上に2個しかないらしく結局は、T2手前の500m地点にあったのだが、そこまでの20km以上、見落とさないように逐次頭を上げ、気を張りつめて疲れてしまった。

正直、ドラフティングは想定していなかったので、把握していなかった自分が悪いが来年はせめて位置は確認しておこう。

その後、2分間ペナルティを受けている間に、前輪にはもうほぼ空気がないことに気付く。

危なかった。

何とか耐えきった。
止まってる間に後続に抜かれまくるが、ただ時を待った。

終わったあとバイク回収に行ったら、タイヤはベコベコで、シーラントダダ漏れだったт_т

よくT2まで私を運んでくれたよ……

T2 3分41秒

70.3の場合は、自分でラックへバイクを掛けるスタイルだ。(フルはボランティアが受け取ってくれる)

この時点でかなりタイムは厳しいことが分かっていたので、割り切ってトイレへ行き、せめてランは頑張ろうと気持ちを落ち着かせる。

来年はここも3分で行けそうなので3分と設定する

ラン 1時間29分09秒

来年サブ9をするのであれば、ここのランは非常に重要。日差しはあるが、気温は22-23度程で例年より少し涼しい。

序盤

ここで走れなければダメだなと言う気持ちで、前半はタイムを見ず、この暑さならこのくらいという感覚を確認しながら走る。5km地点で大体4:10を切るくらいのペース。
悪くはない。

中盤

終始、落ちないように意識をするも、途中キツいところで、4:15程まで落ちる区間があった。(トラッカーのペース表示はアテにならないので手元で。)

ガチガチに狙っていたならここはもっと耐えなければ行けない区間。少しのメンタルの弱さが命取りか。

終盤

その後、4:10前後を最低限粘り続け、結果ave4:11/km。

ラン単体ならエイジ5位なのでそんなに悪くはないが、良くもない。

30kmまではこのペースで行ける未来は見えるが、来年は180kmの後に42kmをサブスリーと考えるとあまりにも余力が無さすぎた。

疲労の中でも、4分10秒以内を安定的に走れるブリックの組み立てをしないとランで涙を流すことが目に見えた。

整理

4時間37分31秒

正直かなり厳しい。

スイムとランは及第点で未来は見える

ただいかんせんバイクがやばい。

仮にノートラブルと仮定して、15分引いたとしても、70.3でこのタイムでは、フルディスタンスでサブ9はカスりもしない。

補給について

今回、補給戦略に関しては上手くいったと思う。

ジェル

バイクでは30分に1個のジェルがベストだった。ハーフなら5個、フルなら10個が妥当。来年のフルは余力を含めて12個は持ちたい。

現時点のベストチョイスは、KODAマンゴー6個、KODAカプチーノ2個、Activike2個がベストか。

ACTIVIKE(アクティバイク) | 10年先もサイクリスト

ランはエイドにモルテンがあるので、ジェルは持たなくてもいいかもしれないが、コムレケアとActivikeスピードジェルと塩タブレットは持っておきたい。

ボトル

バイクボトルは、電解質入りの500kcalを2本程セットしておく。

T1で着替えている際にその場で飲む捨てボトルも用意しておくこと。

なお、バイクボトルにはActivikeのグランフォンドウォーターを溶かす。

来年へ必ずメモ

練習

①ローリングコースのロング耐性を強化し、練習の8割はバイク強化に費やす

②ブリックランは、必ず4分10秒以内で実施

③最悪ランで巻き返せるランの余力と自信を付けるため、この冬のマラソンは2時間45分は必ず切っておく

準備

①スタート時のボトルは2本に留める(T1に飲み捨てるボトルを置いておく)

②タイヤ調整は最後まで油断せずに行ない、現地で全て新品に変えるくらいの気持ちで1式持っていく。

③どうやっても下りでギアが足りない。インナーは使わなかったので、フロントはシングルに変更する

覚悟

正直ここが1番大きいが、大会を終えた直後の今は明確だし、気持ちも熱いから燃えているが、この気持ちを来年までもたせることが1番難しい。

飲み呆けてしまったり、仕事を言い訳にしたり、家庭を言い訳にしたり気持ちを折る場面はいっぱい来るだろう。

来年またダメだったと言って引退しないためにこの気持ちを持ち続けるためにはどうすればいいものか。

熱い皆さんの力をぜひ借りたい。

余談

今回、家族と一緒に来たが応援者も含めて参加するのであれば、ケアンズをオススメしたい。

全て徒歩圏で済むので応援の方もストレスはないだろう。

両親と妻とホテル最上階のラウンジにて、アイアンマンの景色を眺めながら🥂

さいごに

この大会を機に書こうと決めていたが、2026年のケアンズをもってタイムや順位に拘った取り組みは終わりにする。

書かないと無意味に続けそうなのでここでキッパリと辞めると断言しておこうと思う。

(仮に2026年のケアンズでサブ9達成し、勝負できる状態でコナが獲得出来たら出る可能性はあるが、今のところは予定していない)

 

趣味が無くなると廃人となるのは確定しているので、走るのも自転車も辞めないが取り組む形は変える。

どうしても自分の美学としては、自分の本気を出した結果、弱いままなら競技なんてやる価値がなく、頑張っても伸びなかった自分が悪いがここが引き時だ。

半端な実力でズルズル続けてしまい、悔しい限りだったが、来年以降は人のサポートや練習やレース帯同に絞って、楽しむ形で関わっていければと思う。

来年のCairnsまでラスト1年突っ走る。

練習一緒にやりたい方、1年限定でもいいので、集まったりチームでやりませんか?

お声がけください。

 

おわり

 

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