DNF

今出来ることは全てしたし、調子も100%合わせた。
自分が自分に1番期待していた。
1年前にみっちゃんと約束した
互いに5時間切る!と望んだ対決の場
実は、心の中では本気で5時間切りして総合優勝すると決めていた今回のレース。
なのに終わってしまった。
【長い本編】
まず、Bタイプの開始時間は風が強くなり短縮になる。
まあ、ここはいい。
気合いを入れて意気揚々とスタートするも、早々にバトルで沈められ(いつもならこのくらいなんてことない)、そこにタイミング悪く縦波を連続2回くらって呼吸タイミングを10ストローク以上逃す。
やばい!と焦ってもまだ人が多すぎ、波も高くスペースがない。
バックになれる波ですらない。
どんどん焦ると気付いたら過呼吸になっていて、なんとか吸っても吸っても息が全くできない。
完全に溺れる。
レスキューを探すが見当たらない。
やばい。マジで死ぬ。沈む。
と思い、もうレースは諦めただ浮く。
浮く
浮く
ようやく近づいてきてくれたボートに捕まり自問自答。
正直まだ200mくらいしか来ていない。
この時点では
「ダサいと言う気持ち」と「タイム気にせず平泳ぎならと言う気持ち」が勝っていて1度ボートを離す。
50m程進むも、やっぱり呼吸ができない。
まさかこの俺が……
おごりはないし、あれだけ練習もしたし、さすがに泳ぎ切れないことは無いだろうと思っていた。
しかし、ここで明確に「自分の死」を意識して以降は怖くなってしまってもう泳げなかった。
"死に物狂いでやる"つもりだったが、「本当に死ぬ」と明確に思うと、不謹慎かもしれないが、最近の皆生のスイム事故やだいぶ前にケアンズでBOSEさんが亡くなったことを思い出し、
もうどうでもいい。
「生きたい。」「帰りたい。」と思ってしまった。
2回目のボートに捕まって、ここでゲロゲロ吐いて、TheEND。
リタイヤを宣言。
たったの300m。
10分ちょっとの出来事。
お金だってかけさせてもらっている
仕事も休ませてもらっている
何より、あれだけ日々練習して苦しい思いもしてきたのにと、思うと全て無に返してしまって凄く情けない。
みんな優しいから、英断。命あってこそ。勇気ある撤退。
と言ってくれる。
自分が逆の立場でも同じ言葉をかけるだろう。
でも、主観的には受け入れ難い。
結果が出なけりゃ練習なんて無意味!辞めちまえ!幼稚園からやり直して来い!の精神持ち主なので、この考えをどうにかしたいが本能的なものは中々難しい。
また泳げるのか。
すでに今は怖くて正直海で泳ぐのを想像するだけで気持ち悪くなる。
期待して応援してくれた方
システムウェイでおってくれた方
申し訳ありませんでした。
本当に実力不足でした。SNSで発信なんてする価値も実力もありませんでした。
脈略のない書き殴りで申し訳ないが、この気持ちをいつか思い返すこともあるだろうと思いながら、書いている。
ゴールして嬉し泣きするはずだったのに、泣きながら帰る事になるとは。
帰りの新幹線にて。
おわり