限界を突破しろ!~Break through the limits~

トライアスロンに魂燃やす大阪人(東京在住)が科学的観点からのアプローチで世界を目指していくブログ。情報配信もします。

IronmanMalaysia参戦記〜前編〜

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どうもジャッカルです。

 

いよいよコロナから開放され3年振りのアイアンマンに参加してきました。

色々トラブルあるレースだったんですが、備忘録を残しておくと次回以降に、役立つのであくまでも自分の場合の記録だけど誰かの参考にもなればと思い綴っておきます。

【前段】

強豪の多い30代の内になんとしてもKONAに行くと決めており今回のレースが本命と位置付けていました。
その間には、コロナに罹って重症化疲労骨折肉離れチームメイトの事故死と多々沈みはしましたが当日までできる事は全て実行することが出来ました。

【意識付け】

初心者から始めた自分は才能があるわけではなく、あれもこれもうまくできないので、あくまでも狙うのはKONAと一点集中し、他人が色んなレースに出て楽しんでいるのを羨ましく思いつつも、このコロナ禍の3年もIronmanに合わせるためだけに全ての練習やレースを調整し、目的はブラさず意識を保つことができました。
今回のマレーシア遠征中に本気でやっている人達と談笑した際に、トレラン、ヒルクライム、マラソン、ODなどの意味ないレースに出ているようじゃKONAは狙えないよとズシンとくる指摘をされたので、徹底して絞り込んで来たのは正解だったと思う。

疲労抜き】

過去の経験から、脚の慢性疲労を本気で抜くには1ヶ月はかかるので、1週間単位で抜くイメージで徐々に先細らせて強度はキープしつつ量を減らしていく。
ここで注意することはテーパーの初期2週間くらいは動く量が減る分、逆に身体がズシンと重くなるけど、ここで焦らずにあくまでもピークは1ヶ月後の〇〇日と意識をしっかりしておく事。

【事前準備】

カフェイン抜き

→15日前から完全にカフェインレス生活

アミノ酸ローディング

→普段は1日1個づつの

【小林製薬の通信販売公式】ピクノレーサー

オレは摂取す

を1週間前から1日2個づつに変更

カーボローディング

→スポンジに水を含ませるには一度絞り切るイメージで、1週間前まで枯渇させた状態にして胃に負担がかからないように最後の1週間でしっかりエネルギー多めに摂っていく

サウナ活用

血流を良くして疲労物質を効率よく流し切るイメージで2週間前からは週3回サウナでマッサージしながら交互浴

【レース前の想定】

3日前からはレース当日の起床時間に合わせて起き身体を起こす流れを作っておく。
今回はレースが7:45スタートだったので、ラスト3日間は当日に合わせて2:30起きを徹底した。
普段から4:30起きなのでそれほど苦労はなかったが、これは結構重要だった。

【レース当日】

今回は雷雨の予報。

①タイヤの空気圧はいつもより0.5bar低く調整。
②前日預託の間に大雨だったので当日朝にしっかりオイル注油し直す。
③スタートギリギリまでアミノ酸と栄養を摂れるようにスタート地点に捨てる用ボトルにBCAAとクエン酸を入れて持っておく。

【今回のスイム装備】

ゴーグル

SWANS(スワンズ) 日本製 スイミングゴーグル アセンダー SR-81PPAF SMK スモーク×偏光スモーク ASENDER レーシング クッション付 Fina認証済み

→今までMP・アクアスフィア・DELFINAと試したけど結果的にこれが一番

心拍計

Garmin HRM-Pro プレミアム心拍数ストラップ リアルタイム心拍データ ランニングダイナミックス ブラック 予備バッテリー5個付き (6アイテム)

→スイム中も安定的で電池持ちもいいのでトライアスリートはほぼこれ一択

【スイムスタート前】

ここまで来てやっとスタート地点

マレーシアはノンウェットのため、トライウェアの上にスイムスキンを着ます。さらに一応寒さや撥水を考えて全身にワセリンをベタベタに塗る。
ローリングスタートなので周りに流されないように2列目を確保。(新田さんが1列目だったのでいつもの朗らかな笑顔に解されて、談笑でリラックスできたのでこれは本当に良かった)
今回は試泳禁止だった為、まいまい直伝の横隔膜をマッサージを何度もしながら、激しく腕振りをして心拍を上げておいた。

【スイム前半】

ようやくスタート。
体力温存するために横のオランダ人を半身だけ前に出してひたすらドラフティングスイム。少し遅い気がしたけどここで無理に前に出たら頑張って引っ張ることになりそうだったので自重。
終始並泳して1周時点で時計を見ると32分。ここから上げようと思ったらオランダ人が陸地でダッシュ。水を飲んでいるうちにここで離されてしまい大きな過ちを犯す。

【スイム後半】

完全単独泳になってしまいヘッドアップが増えさっきよりスピードが上がらない。やってしまった。
そう思った束の間、後ろに2人付かれてしまう。下がろうとするもどうもコイツらはオレに付くのがギリギリっぽい。
一瞬躊躇したけど、同じチームのエリート男子の 檀君が今年の日本選手権で言っていた『迷ったら攻めろ』の精神を思い出し、ピッチを上げて前まで追い上げる選択

2,000m-2,800mぐらいの間はひたすら前を追い、ようやくオランダ人に追い付いたと思ったら、一周目のスピード失ってて単純にヘバッてただけだった。遅いのでそのままパス。最後のブイ回ったところで、囚人ウェアで分かりやすい友人の大さん発見。明らかに大さんの方がスイムは上手なので、ヘッドアップ減らすために横に付かせてもらう。
終始横に並びつつ最後だけ上げて、1時間5分36秒でスイムアップ
タイムは環境影響大きいので当てにならないけど、エイジ3位で総合でも20位だったらしく、苦手なスイムにしたら上出来。

【T1】

大さんが同じようにトランジ中だったのでお礼を言いつつ互いの健闘を祈る。
ワセリンを両足裏に塗りたくり擦れ防止しつつ『オレは摂取す』を咥え飲みしながら補給食をウェアに詰め込む。
バイクに行こうとしたらスイムスキン脱ぎ忘れた事に気付き戻って脱ぎ直し30秒程タイムロス。
少し遅かったけど4分30秒くらいだったので、まあ想定範囲。
ここでの考察事項としては、次回はスイムスキンじゃなくて海パン1丁で泳いで、T1でトライウェア着てもいいかもしれない。

【次回は後編】

とりあえずここまでは順調そのもの。しかしこの先に自分史上最大のあんなトラブルが待つとは…

 

次回、激動のバイク編へ

 

おわり

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